コントラストプレビュー



放課後。夕暮れ。いつもの帰り道。










「―――獄寺のこと、好きなんだ」
山本の決死の告白に、獄寺は一度大きく目を見開いて、そして戸惑うように俯いた。
さらりと垂れた前髪の隙間から見える耳が、じわじわと赤く染まっていくのが判る。
短いの沈黙。早鐘を打つ心臓。
やがて、獄寺はぽそりと呟く。








「っ……冗談だったら、果たすぞ」
そんな物騒な台詞も、真っ赤な顔で、しかも震える声で言われてはあまり迫力はない。緊張していた山本も、獄寺の様子を見て力が抜けた。少しだけ余裕が出来て笑う。
「本気だよ。……俺と、付き合って。獄寺」
好きなんだ。もう一度伝えると、獄寺は小さく頷いた。


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